審査に通りやすく利用しやすい自社ローンですが、正しい知識をしっかり持っていますか?
「審査が甘いのだから、支払いの融通もきくはず」
なんて思っている方は要注意。自社ローンを利用して中古車を購入する以上、返済する義務があります。自社ローンのシステムについて正しい知識を身に付け、もし支払いが滞納した場合にはどうなるのかを知っておきましょう。
もし自社ローンの支払いが延滞したら?
自社ローンの支払いが終わるまでは車の所有権は販売店にあります。そのため、自社ローンが払えないとなると、所有者である販売店の指示に従わなければなりません。
※自社ローンの中古車の所有権については下記を参考にしてください。
自社ローンに関するネットの記事を見てみると、よく「自社ローンを取扱っている店はヤクザ経営」だとか、「取り立てが厳しい」などど書かれていますが、実際にはそんなことはありません。ヤクザから逃げるように身をひそめる必要はありませんが、それなりのペナルティはあります。
遅延損害金が発生する可能性
支払いが滞納すると、遅延損害金を請求される場合があります。金額は販売店によって異なりますが、だいたい年15%ほどの金額となっています。大きな出費になるので、滞納はしないにこしたことはありません。
車を引き上げられる可能性
あまりにも延滞が続くと、車を引き上げられてしまいます。勝手に車を持っていくの!?と思うかもしれませんが、支払いが終わるまで所有権は販売店にあるため、販売店からしたら貸した車を返してもらうだけのことです。
この場合、未払いの金額に相当する状態で返す義務があります。傷などの不具合があれば修理代を別途請求されることになるので注意しましょう。
自社ローン中古車の「所有権」に注意!
マイカーローンやオートローンを利用して自動車を購入する場合、車両の所有者は信販会社または自分となります。信販会社が所有者になっている場合には、ローンの支払いが終わった時点で所有権を移すことになります。
では、自社ローンの場合は所有権はどうなるのでしょうか。
自社ローンの場合は、ローンの支払いが終わるまでは販売店が所有者となります。通常のローンと同じように、自社ローンの支払いが終わったら所有権が自分へと移ります。
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