自社ローンを利用して中古車を購入する場合、ネットで欲しい中古車を探したり、近くの中古車販売店に行ってみたりしますよね。
在庫のなかから車種や年式、色、価格など希望に合う中古車を探すのが一般的ですが、もし「こんな中古車が欲しい!」という希望があるのなら注文販売をお願いしてみるのもいいかもしれません。
もちろん全ての販売店が注文販売に対応してくれるわけではありませんが、なかには希望に合った中古車を探してくれる販売店もあります。
いくら車種や年式が条件に合っていても、例えば内装のグレードや色が気に入らなければなかなか購入には踏み切れないものなので、実際に中古車市場では注文販売は多いです。
ここでは、自社ローンで注文販売をお願いするときの利用方法や、注意点などを解説していきます!
目次
注文販売とは?
そもそも注文販売とは、中古車販売店が抱えている在庫の中から車を選ぶのではなく、欲しい中古車の条件を販売店に伝え、条件に合った中古車を仕入れてもらうことを言います。
中古車販売店はお客様からの下取りや、オークションで落札して中古車を仕入れるのが一般的です。
販売店の人であればオークション会場へ出入りが可能なので、そこで見つけてきてもらい、仕入れた中古車を整備・点検したうえで販売してもらいます。
注文販売を依頼するには?
注文販売を依頼するには、まずは自社ローンに対応している中古車販売店に問い合わせをしてみましょう。
どんな中古車を探しているのか、いつまでに購入したいのか、自社ローンでも対応してもらえるのかなど、自分の条件と中古車販売店側の条件を確認します。
そこでOKをもらえたら、次に自社ローンの審査の申し込みを行います。自社ローンの審査は即日で行ってくれる場合がほとんどなので、あらかじめ収入を証明できる書類を用意しておくとスムーズです。
審査に通り希望の中古車が見つかったら、車両の購入と自社ローンの契約を行い、納車後に自社ローンの返済を行っていきます。
ただ自社ローンはどんな中古車にも利用できるわけではなく、価格の上限や支払い回数の上限は販売店が決めています。
そのため100万円の車を36回ほどで支払いたいと思っても、支払い回数の上限が24回までであれば月々の返済額が高くなり負担が大きくなってしまいます。
ただこちらの希望条件を伝えるだけでなく、中古車販売店が定めた自社ローンの利用条件についても事前に確認しておくといいでしょう。
>>>自社ローンの注意点!中古車を購入する際の注意すべき項目
注文販売を利用する際の注意点
自社ローンを利用して注文販売を依頼する際、いくつか気を付けておかなければならない点があります。
せっかく希望の中古車が見つかったのに購入できなかった、なんてことにならないよう以下の点に気を付けましょう。
自社ローンの利用条件を確認する
注文販売を受け付けてくれるかどうかばかりに注目するのではなく、自社ローンの利用条件が自分に合っているかどうかも事前に確認しておかなければなりません。
自社ローンの審査基準や支払い回数、保証人の有無、頭金の有無などは中古車販売店によって異なります。
例えば支払い回数であれば、24回までとしている販売店もありますし、60回など長期の支払いに対応している販売店もあります。
注文販売をお願いしたはいいけれど、保証人が用意できない、支払い回数が足りないなど条件が合わなければ自社ローンを利用することができません。そうならないよう、事前にしっかりと確認しておきましょう。
仕入れ後のキャンセルは原則NG
希望の中古車での注文販売を依頼した際は、仕入れ後にキャンセルは原則できません。もちろん法的な拘束があるわけではありませんが、特別な事情でもない限り、そのまま購入するのが常識です。
すぐに仕入れができる場合もあれば、なかなか希望の中古車が見つからない場合もあります。
購入までどれくらいの時間がかかるか分からないので、いつまでに購入したいのか、時期をはっきりと伝えておくことが大切です。
また、まだ仕入れが済んでいない段階で、もし他の販売店で希望の中古車を見つけた場合には、どうすべきか相談しましょう。そのうえで他店で購入するのか、このままお願いするのかを決めていきましょう。
自社ローン審査のタイミングを相談する
自社ローンを利用するにはローンの審査が必須ですが、どのタイミングで審査を行うのか事前に相談しておきましょう。
注文販売を依頼する時点でまずは仮の審査を行うと思いますが、それから実際に購入するまでには時間差があるため、購入前のタイミングで再審査を行うのか、または再審査は必要ないのかなどを確認します。
もしかしたら急に収入に変動があるかもしれないですし、職業が変わっている可能性もあるため、どれくらいなら審査に影響しないのかも確認しておくと安心です。