自社ローンを延滞するとどうなる?取り立ては本当にあるの?

自社ローンを延滞するとどうなる?取り立ては本当にあるの?

自社ローンは、これまで信用情報や雇用形態などが原因でカーローンを組めまかった人でも利用できる、新しいローンシステムです。

金融機関を介していないため審査基準が甘いこと、金利がかからないことなどが魅力ですが、もし支払いを延滞してしまったらどうなるのでしょうか?

当たり前のことですが、自社ローンで借りたお金は返済しなければなりません。

しかし万が一延滞してしまった場合、厳しい取り立てがあるのでは?と不安な人もいるのではないでしょうか。

ここでは、


・もし延滞した場合どんな措置がある?

・取り立てはあるの?

・支払いが厳しいときはどうしたらいい?

など、自社ローンの支払い延滞に関する不安や疑問にお答えします!

自社ローンの支払い方法


まず自社ローンの支払い方法ですが、通常のカーローンと同様、毎月決まった金額の支払いをします。

中古車販売店と直接契約するローンなので、支払い先は中古車販売店です。

自社ローンは金利がかからないため、ローンでの支払総額を支払い回数で分割した金額になります。
ボーナス払いの有無については、中古車販売店と事前に取り決めしましょう。

支払い方法は振り込みが基本です。銀行のローンのように引き落としがかかるわけではないので、忘れずに振り込みを行いましょう。

振込手数料を抑えるため手渡しする場合には、支払いの証明になるものを用意してもらうと安心です。

また、販売店によってはカード払いにも対応してもらえるので、可能かどうか確認しておくといいでしょう。

自社ローンの支払いを延滞すると起こること


自社ローン契約時には支払いが問題なくても、もしかしたら仕事や収入の都合で支払いが難しくなってしまうかもしれません。

もし支払いが厳しい、ということになれば、必ず事前に連絡し相談しましょう。

なんの連絡もなしに支払いを延滞するのは最もやってはいけないことです。

もし延滞してしまうと、以下のような措置がとられる可能性があります。

電話での催促

振込予定日を過ぎても支払いがない場合、電話で支払いの催促がされるでしょう。

一度や二度の延滞は、支払い日を忘れていたことも有り得るため、故意ではない可能性もあるため厳しい取り立て等はほとんどありません。

訪問での催促

支払い予定日をだいぶ過ぎて、さらに連絡が付かないといった場合には訪問での催促もあります。

よく「自社ローンには裏社会が関わっている」「厳しい取り立てに合う」といったことが噂されますが、そんなことはありません。

怖い人が出てくる、なんてことはありませんが、販売店としても支払いがされないと困るので、それなりの催促はあるでしょう。

保証人への連絡

保証人を付けている場合、支払いが延滞すると保証人に連絡がいきます。

もちろん保証人に代わりにローンの支払いをしてもらうためです。

エンジンが停止する

グローバルモビリティサービスという遠隔でエンジン停止ができるというもので、支払いが延滞すると発動します。

もともと地銀などを中心に、これまでローンが組めなかった人でも組めるようにと広がったサービスで、多くはありませんが自社ローンでも取り扱っている販売店もあります。

エンジン停止後は使えなくなりますが、支払い確認後、1~2日で動くようになります。

車両の引き上げ

度重なる延滞や、連絡が付かないなど支払いの意思がないとみなされれば、車両を引き上げられる可能性があります。

自社ローンが完済するまで車の名義は中古車販売店にあるため、引き上げても法的には問題ありません。

その際、現状回帰の義務があるため、もし車体に傷が付いていたり故障していたりすると、修理費の請求がある可能性があります。

また車両を引き上げて終わりではなく、違約金や遅延金として残りの支払い分の一括返済を求められるケースもあるので注意しましょう。

>>>自社ローンの支払いを延滞した場合どうなる?「遅延金」は?

自社ローンの延滞には気を付けよう!


ここまでもし自社ローンの支払いを延滞してしまったらどうなるのかについて紹介してきましたが、当たり前ですが延滞しないことが一番安心です。

中古車販売店としても、車の分の対価をもらわないと経営にならないため、支払いが延滞したら何らかの措置を行うのは当然ですよね。

「延滞してしまったら」を考えるよりも、延滞しないようにどうすべきかを考えることが大切です。

まず支払い日をしっかりと把握しておくこと、車の保険料や税金・車検などまとまったお金が必要になる際は事前に用意しておくこと、余裕を持って支払える予算で購入することなど、できることは行っておくといいでしょう。

それでもどうしても支払いが厳しいという時は、必ず事前に連絡をし、支払いを待ってもらえないか相談しましょう。

その際、支払いが厳しい理由・いつ支払えるのかなども一緒に伝えましょう。相談したら支払いを待ってもらえた、というケースは意外にも多く、柔軟に対応してもらえる可能性は十分にあります。

延滞しないことが一番ですが、延滞したらどうなるのか、どう対処すべきかも覚えておくといいでしょう。